アフガニスタン産スポデューメン原石

スポデューメンSpodumeeはリチア輝石という鉱物グループに属する石の総称です。ペグマタイト鉱物の一種（ケイ酸塩鉱物）であり、リチウムとアルミニウムを含む単斜輝石です。近年は電池に欠なリチウムを含むため、重要な鉱物資源として活用されてますが、美しい物は宝石として利用されてます。アルミニウムが他の元素と置換してカラーセンター(色中心)として働き、カラーバリエーションがあります。ピンク色(マンガン)の物をクンツァイト、緑(クロム)のものをヒデナイト、黄色(鉄とマンガン及び未知の構造による色中心)の物をトリフェーンと呼びます。鉱物の色合いはこうした微量元素によって現れる事を知っておくと良いと思います。○マンガン→赤、ピンク○鉄→赤、黒○クロム→緑、稀に赤(ルビー）○銅→緑、青因みに水晶でのカラーセンターにより、アメジストやシトリン、スモーキークォーツの色合いが発生します。インクの様に色が染まった物ではなく、カラーセンターにより、光の特定の波長が吸収され、吸収されなかった波長の色になるという原理です。このスポデューメンはアフガニスタン産で、薄い緑と黄色の中間の色合いをしています。ヒデナイトかトリフェーンどちらでも構わないと思います。蛍光もしっかりします。非常に透明度が高く、溶けた様な表面で原石のままでも大変美しい個体です。ワイヤーか、マクラメで加工するには打って付けです。Mawi, Nurista, Afghaista42×15×14mm 11.2g#スポデューメン#天然石#原石#アフガニスタン#クンツァイト#ヒデナイト#トリフェーン#色中心#カラーセンター#微量元素#蛍光