管理番号 | 新品 :35462084 | 発売日 | 2024/09/23 | 定価 | 21,500円 | 型番 | 35462084 | ||
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No.184 佐渡鉱山 相川海岸 自然金・輝銀鉱伴う銀黒礫(博物館級超高品位鉱138g) 緑・黄・赤・橙色矢印先:金色やクリーム色に輝く自然金(エレクトラム) 青矢先・その他の銀色に輝く粒:輝銀鉱(Ag2S) 相川市街地の東側に露出する佐渡鉱脈群は自然の浸食作用で崩落して斜面を流れ下り、相川海岸に多量の鉱石礫として集積しています。 昭和12年には、海岸の鉱石礫が露天採掘され、坑内で採掘された鉱石よりも高品位だったと伝えられています。 海の荒れた日には、大粒自然金に富む塊状輝銀鉱の礫を海岸で拾うことが出来、江戸-昭和初期には地元住民の収入源にもなっていました(9枚目写真)。 相川海岸の鉱石礫は現在でも多量に残っていますが、昭和50年代に防波堤が築かれ、消波ブロックが設置されたため、その下敷きとなり、現在は採集能です(10枚目写真)。 出品の鉱石は相川海岸で昭和40年代に採集された鉱石礫です。 白色陶器質塊状石英中に黒色の銀黒が発達する鉱石礫をダイヤモンドソーで切断した標本です。 切断面の銀黒中、緑・黄色矢印先には、クリーム色や金色に光り輝く自然金4粒が目視できます(1,2,3,4枚目写真)。 輝銀鉱は通常微粒であるため肉眼での識別は出来ませんが、本品では銀色に輝く大粒の輝銀鉱が、銀黒中に多数目視出来ます。 海岸存在時自然面では、赤・黄矢先に自然金が、青矢先に銀鉛色の粗粒輝銀鉱が目視できます(6,7,8枚目写真)。 比較的大きな自然金(エレクトラム)と大量の粗粒輝銀鉱を含む佐渡の特上鉱です。