管理番号 | 新品 :36052281 | 発売日 | 2024/02/29 | 定価 | 24,800円 | 型番 | 36052281 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カテゴリ |
ドイツ製図器具メーカーを代表する会社のひとつ、HAFF社が1960~1970年代頃に製造販売していた希少な精密楕円コンパスの後期モデル。 (後継品が、日本でもよく売れた、二重円盤運動による楕円作図器 HAFF97です) 1867年に最初のデザインが特許取得されましたが、本品はJ. Wileyによる1892年の楕円コンパスに発したものとされ、のち、Linnhoffによって1958年に同様の仕組みで作られました。 (以前ヤフオクで私がLinnhoffの巨大楕円コンパスを販売しました) その後HAFF社がこれを引き継ぎ、製造販売し、この楕円コンパスが有名になりました。 その構造からレオナルドの円錐曲線のアイディアに基づく楕円コンパスに類似およびこれをルーツとする見方も強いですが、実際には、この楕円コンパスは円柱曲線を生成する数学的理論に基づいて設計されています。 ただし数学理論と実際の物理現象は往々にして異なります。 この楕円コンパスで極力理想的な楕円を描くためには、鉛筆芯をしっかりと尖らせる必要があります。芯研器がオススメです。 画像枚数制限のため詳細な画像を掲載できませんでしたが、使い方は、器具の針軸の内側から外側に向かって半円を描き、改めて針軸の内側に鉛筆を戻し、先ほどとは異なる回転方向で軸の外側に向かって残りの円弧を描きます。 最大楕円: 75 x 110 mm 最小楕円: 4 x 8 mm (本体よりも希少な説明書より!) また、垂直軸でドロップコンパスとして機能します。 かなり美品です。 支脚の端部パーツはろう接技法で接続されているので黒化(硫化)していますが、通常の現象であり、品質には一切問題ありません。 本品の針はあらゆる製図器具の中でも最も細いです。 かなり強度はありますが、お取り扱いにはご注意ください。 オリジナル説明書は手元にはありませんが、コピーをお付けします。 現在GW中のため発送日が遅くなる場合があります。 基本的には1、2日で発送いたします。