管理番号 | 新品 :81183186 | 発売日 | 2024/09/15 | 定価 | 70,000円 | 型番 | 81183186 | ||
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幻の明治期嬉野焼、源六焼の釉下彩花瓶を出品致します。
源六焼は、佐賀県嬉野市嬉野町内野山で明治21年に富永源六が新窯を使って焼成した磁器に始まります。源六焼を有名にしたのは、明治25年頃に釉下彩を採用した高級磁器を生産し、有田の上絵磁器とは一線を画した製品を開発したことによると言えます。源六は国内外の展示会に積極的に出品して多くの賞を受けています。例えば、
明治36年 第5回内国勧業博覧会 二等賞
明治37年 セントルイス万国博覧会 銀賞
明治39年 五二共進会 有功賞
明治39年 府県連合共進会 二等賞
明治43年 日英博覧会 銀賞
明治43年 府県連合会共進会 二等賞
大正04年 パナマ太平洋万国博覧会 銅賞
さて本品は銘の書体と位置から明治20年代から30年代に作成された初期の作品と判定されます。寸法は、高さ22cmです。
特筆すべきは、呉須の青に加えて、ピンク・紫・黄土色の計四色の釉下彩で絵付けしていることです。通常は、呉須に一色もしくは二色を加えたものが殆どです。焼成温度によってそれぞれに発色の異なる色種を増やせば作成の難易度は格段に高くなります。その意味で本品は貴重な作品と言えるでしょう。初期のしかも四色の釉下彩の優品を見つけることは困難になってきています。本品は、ワレ・カケ・ヒビなどの傷のないとても綺麗な
他にも何点か出品しております。併せてご覧頂ければ幸いです。